街散策ガイドー吉備路編ー


宝福寺

宝福寺は臨済宗東福寺派の寺院です。古くは天台宗の寺院でしたが鎌倉時代中頃に臨済宗に改宗し、あの有名な画聖雪舟が修行した寺でもあります。歴史建造物として三重塔は岡山県下二番目の古塔としても貴重です。宝福寺は七堂伽藍が残る近世禅宗寺院の代表的な建物といえます。これからの季節は紅葉の名所としてたくさんの人が訪れます。



鬼ノ城

鬼ノ城は、標高400~600mの吉備高原の南縁に築かれ、眼下には総社平野と足守川中流域平野が見下ろせる絶景の地に立地しています。鬼ノ城は、正規の歴史書には登場しませんが、後世の文献「鬼ノ城縁起」によれば『異国鬼神が吉備国にやって来た。彼は百済の王子で名を温羅(うら)という。彼はやがて備中国の新山(にいやま)に居城を構え、しばしば西国から都へ送る物資を奪ったり、婦女子を掠奪したので、人々は恐れおののいて「鬼ノ城」と呼び、都へ行ってその暴状を訴えた…』と温羅伝承として受け継がれています。鬼ノ城は古代山城として朝鮮式山城と神籠石と呼ばれるものがあり、要所に高石垣を交えつつ、強固な土塁を2.8kmにわたって巡らせています。城壁は幅約7m、高さ約6mあり、外・内側に平たい石が1.5m幅で敷かれています。城壁の谷部には水門が設けられ、いずれも下半部が石垣、上部が土塁の構造です。

攻めるに難しく、守るに易い地に、堅牢で緻密な城づくりをした難攻不落の古代山城です。



備中国分寺五重塔

屋根の上層と下層がほぼ同じ大きさの細長い造りが珍しい県内唯一の五重塔です。四如来像を安置し、天井には彩色画が描れおり。絵は全部で104枚あります。4枚の天女図のほかは季節の花々を描いた草花文です。国指定要文化財。 



総社宮

総社の地名の由来ともなり、平安末期に造られました。備中の総社は324社の神を合祀したもので、前庭の三島式庭園は、古代様式を今に伝え、美しい長い回廊が続き、これからの季節は紅葉があでやかに水面に映し出されます。また、拝殿には多くの絵馬が奉納されており、円山応挙や大原呑舟といった有名作家の絵馬も奉納されています。